パスキーとは?4桁のPINとの違いと「作成」と表示されたときの対処法

最近、パソコンやスマートフォンを使っていると、「パスキーを作成」「パスキーでサインイン」といった表示を見かけることが増えてきました。

初めて見ると、

「パスキーって何?」
「パソコンを開くときに入力している4桁の数字?」
「作成しても大丈夫?」

と迷ってしまいますよね。

passkey-pin-difference-windows11

結論からいうと、パスキーと、Windowsにサインインするときに入力する4桁などのPINは別のものです。

ただし、パスキーを使うときにPINを入力する場面があるため、同じものだと思いやすいのです。

今回は、パスキーとは何か、PINとはどう違うのか、そして実際に「パスキーを作成」と表示されたときにどう判断すればよいのかを順番に見ていきます。

今日のレッスン

今回覚えたいのは、「パスキー」と「PIN」の役割の違いです。

最初に答えを確認しておきましょう。

パソコンにサインインするときに入力している4桁などの数字は、多くの場合Windows Hello PINです。

一方のパスキーは、Webサイトやアプリにログインするとき、パスワードの代わりとして利用できる仕組みです。

パスキーを使う際に「本人であること」を確認するため、Windows HelloのPIN・指紋・顔認証などを利用することがあります。

この関係が分かれば、画面に「パスキー」と表示されても慌てにくくなります。

パスキーとは?パスワードの代わりに使えるログイン方法

パスキー(Passkey)は、Webサイトやアプリにパスワードを入力せずにサインインするための仕組みです。

これまでは、

メールアドレス
+
パスワード

を入力してログインする方法が一般的でした。

パスキーに対応したサービスでは、あらかじめパスキーを作成しておくことで、毎回パスワードを入力しなくても本人確認をしてログインできます。

ここで大切なのは、パスキーは新しい暗証番号を自分で考えて覚えるものではないという点です。

「パスキー」という名前なので、「新しいパスワードをもう一つ作るのかな」と思うかもしれませんが、そのイメージとは少し違います。

Windows 11では、Windows Helloの顔認証・指紋認証・PINなどを使って本人確認を行い、対応したサービスへサインインすることができます。

パスキーとPINの違いは?4桁の数字はWindows Hello PIN

パソコンを起動したあと、Windowsにサインインするときに入力している数字がありますよね。

4桁の場合もあれば、それ以上の桁数に設定している場合もあります。

これは通常、Windows Hello PINです。

PINは、そのWindows端末で本人確認をするために使います。

一方、パスキーはWebサイトやアプリなどにログインするとき、パスワードの代わりとして利用する仕組みです。

たとえるなら、

パスキーは「サービスに入るための鍵」

そして、

PIN・顔認証・指紋認証は「その鍵を使ってよい本人か確認する方法」

と考えると整理しやすくなります。

そのため、パスキーでログインしようとしたときに4桁のPINを求められても、「PINがパスキーに変わった」という意味ではありません。

パスキーとWindows Hello PINの役割の違い

「パスキーを作成」と表示されたらどうすればいい?

ここが実際に画面を見ているとき、一番知りたいところだと思います。

まず確認したいのは、

自分が利用している正規のサービスで、自分からログインやセキュリティ設定をしている途中なのか

ということです。

たとえばMicrosoftアカウントなど、普段利用している公式サービスの設定中に表示されたのであれば、内容を確認したうえでパスキーの作成を進めることができます。

反対に注意したいのは、突然届いたメールやSMSのリンクから開いたページです。

そのような画面で「パスキーを作成してください」と表示された場合は、その場で設定を進めず、いったん閉じましょう。

その後、ブラウザや公式アプリから自分で公式サイトを開き直して確認するほうが安心です。

また、パスキーの案内が表示されたからといって、意味が分からないまま急いで設定する必要はありません。

サービスによっては後から設定できる場合もあります。

迷ったときは、

「今、自分で公式サービスの設定をしていたか」

を一度確認してから進めれば大丈夫です。

パスキーを作成する前に確認したい4つのポイント

Windows 11のパスキーはどこで確認する?

「パスキーを作ったけれど、どこに保存されたの?」

と心配になることもあります。

Windows 11では、Windowsデバイスに保存したパスキーを設定画面から管理できます。

基本的には、

設定 → アカウント → パスキー

と進みます。

ここでは、Windowsに保存されているパスキーを確認したり、不要になったものを削除したりできます。

ただし、すべてのパスキーが必ずこの場所だけに保存されるわけではありません。

利用するサービスや設定によっては、スマートフォンや対応するパスワード管理サービスなどに保存されることもあります。

「作ったパスキーは全部ここにある」と決めつけず、どこへ保存したかも確認しておくと安心です。

パスキーを使えばパスワードはもう必要ない?

パスキーが広がってきたからといって、今日からすべてのパスワードが不要になるわけではありません。

サービスによって対応状況が違うため、現在は

パスワードでログインするサービス

と

パスキーを利用できるサービス

が混在しています。

そのため、これまで使っていたパスワードを急いで削除したり、管理をやめたりする必要はありません。

「対応しているサービスでは、パスワードを入力しない方法も選べるようになってきた」

くらいに考えておくとよいでしょう。

パスキーとPINについてよくある質問

Q. パソコン起動時の4桁の数字がパスキーですか?

いいえ。通常はWindows Hello PINです。

パスキーを使うときの本人確認として、そのPINを入力する場合があります。

Q. パスキー用の数字や文字を自分で決めますか?

基本的には、パスワードのように自分で文字列を考えて覚えるものではありません。

対応したサービスでパスキーを作成し、端末などに保存して利用します。

Q. 「パスキーを作成」と出たら必ず作らないといけませんか?

表示されたからといって、意味が分からないまま急いで作成する必要はありません。

まず正規のサービスで表示されているか確認し、内容を理解してから設定しましょう。

Q. パスキーを作らないとWindowsにログインできなくなりますか?

パスキーは主にWebサイトやアプリなどへのサインインに利用する仕組みです。

普段Windowsを開くときに使っているWindows Hello PINとは役割が異なります。

Q. Windows Hello PINを忘れた場合はどうすればいいですか?

Windows 11では、

設定 → アカウント → サインイン オプション

からPINに関する設定を確認できます。

PINを忘れた場合には、本人確認を行ったうえで再設定する方法も用意されています。

今日のまとめ|パスキーと4桁のPINは役割が違う

「パスキー」という名前だけを見ると難しそうですが、細かな仕組みまですべて覚える必要はありません。

パスキーは、対応したWebサイトやアプリへパスワードを入力せずにログインするための仕組みです。

一方、パソコンにサインインするときに使っている4桁などの数字は、通常はWindows Hello PINです。

パスキーを利用するときにPIN・顔認証・指紋認証などで本人確認をするため、2つが同じもののように見えることがあります。

そして「パスキーを作成」と表示されたら、すぐにボタンを押すのではなく、まず自分が正規のサービスを利用している途中なのかを確認しましょう。

意味が分かれば、知らない表示が出ても落ち着いて判断できるようになります。

今日記憶するといい一つ

パスキーは4桁のPINではありません。パスキーを使う本人確認に、Windows Hello PINを利用することがあります。

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