Excelでコピーしたのに貼り付けできない!2026年9月のOffice更新後に起きる不具合と対処法
Excelを開いて作業していたときのことです。いつものように「Ctrl+C」でセルをコピーして、「Ctrl+V」で貼り付けようとしたのですが、何も出てきません。
「あれ?コピーできていなかったのかな」と思って、もう一度やってみても同じ。何度「Ctrl+V」を押しても貼り付けられず、かなりイライラしました。
最初は自分の操作がおかしいのかと思ったのですが、調べてみると、2026年9月のOffice更新後、一部のExcelで同じような症状が確認されていることがわかりました。今回わかりにくいのは、貼り付けに失敗してもエラーメッセージが表示されない場合があることです。コピー元のセルは選択されたままなのに、貼り付け先には何も反映されません。
「Excelが壊れたのかな?」と思ってしまいますが、Microsoftが案内している既知の問題に当てはまる可能性があります。
ただし、Excelで貼り付けできない原因がすべて今回の問題とは限りません。今日は、同じ症状が出たときに何から確認すればいいのか、順番に見ていきましょう。
そんな症状が2026年9月のOffice更新後、一部のExcelで確認されています。
今回わかりにくいのは、貼り付けに失敗してもエラーメッセージが表示されない場合があることです。コピー元のセルは選択されたままなのに、貼り付け先には何も反映されません。
「自分の操作が間違っているのかな?」と何度もやり直してしまいそうですが、Microsoftが案内している既知の問題に当てはまる可能性があります。
ただし、Excelで貼り付けできない原因がすべて今回の問題とは限りません。
今日は「いつも通りコピーしたのに貼り付けられない」というときに、何から確認すればいいのかを順番に見ていきましょう。
今日のレッスン
今回覚えておきたいのは、次の3つです。
・2026年9月のOffice更新後、一部のExcelで貼り付けに失敗する問題が確認されている
・Excel 2024、2021、2019、2016などが対象になっている
・一部のバージョンはすでに修正されているため、まず最新の更新を確認する
難しい設定をいきなり変更する必要はありません。
症状が出たら、まずExcelを再起動するところから始めます。それでも直らなければ、別のファイルでも同じ症状が出るか、Officeが最新の状態になっているかを確認していきます。
Excelでコピーしたのに貼り付けできない不具合とは?
Microsoftによると、Excelでコピーした内容を貼り付けようとしても、操作が何の通知もなく失敗する場合があります。
通常はセルをコピーして貼り付け先を選び、「Ctrl+V」を押せば内容が反映されます。
ところが今回の問題が起きると、コピー元のセルが選択された状態のままで、貼り付け先には何も反映されないことがあります。
さらに、「貼り付けできませんでした」といったエラーや警告音が出ない場合があります。
そのため、パソコンの故障や操作ミスのように感じてしまうかもしれません。
突然コピーと貼り付けができなくなった場合は、何度も同じ操作を繰り返すより、まずExcelの状態を確認してみましょう。
Excelで貼り付けできないのは2026年9月のOffice更新が原因?
今回Microsoftが案内している問題は、2026年9月に提供されたOfficeの更新後に確認されています。
対象として案内されているのは、Excel 2024、Excel 2021、Excel 2019、Excel 2016、Office Online ServerのExcel Onlineです。
ただし、Excelで貼り付けできないからといって、必ず9月の更新が原因とは限りません。
Excelが一時的にうまく動いていなかったり、特定のファイルだけに問題があったりする可能性もあります。
まずExcelをいったん終了して、もう一度開いてみてください。
そのあと、別の新しいExcelファイルで簡単な数字や文字を入力し、コピーと貼り付けができるか試してみると原因を切り分けやすくなります。
Excelで貼り付けできないときはこの順番で確認
何から試せばいいのかわからなくなったら、次の順番で確認してみましょう。
1.Excelをいったん終了して、もう一度開く
一時的な動作の問題なら、これだけで直ることがあります。
2.別のExcelファイルでもコピーと貼り付けを試す
別のファイルでは正常なら、特定のファイルだけで問題が起きている可能性があります。
3.Officeの更新プログラムを確認する
今回の問題は一部のバージョンですでに修正・軽減されています。古い状態のまま使っている場合は、最新の更新を確認します。
4.直らなければ「形式を選択して貼り付け」を試す
Microsoftが案内している一時的な回避方法です。
この4つを上から順番に確認すれば、最初からOfficeを再インストールしたり、パソコンの大きな設定を変更したりする必要はありません。
Excel 2024・2021・2019・2016の貼り付け不具合は直った?
2026年9月18日時点で、すべてのバージョンがまったく同じ状態ではありません。
Microsoftによると、Office LTSC 2024はビルド17932.21000、Office LTSC 2021はビルド14334.20918で修正済みです。
一方、Office LTSC 2019はビルド10417.20208、Office 2016はKB5002665によって問題が軽減されています。
2019と2016では、ファイルに「条件付き書式」が含まれていると、貼り付けに失敗する場合が残っています。
条件付き書式とは、数字などの条件に合わせてセルの色を自動で変える機能のことです。
たとえば「100未満ならセルを赤くする」といった設定が条件付き書式です。
自分がどのExcelを使っているかわからない場合は、Excelを開いて「ファイル」→「アカウント」の製品情報を確認してみましょう。
Excelで貼り付けできないときはOfficeの更新を確認
「更新後に問題が起きたなら、更新しないほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、今回の問題はすでに修正や軽減のための更新が提供されているバージョンがあります。
そのため、まずはExcelが最新の状態になっているか確認することが大切です。
Excelを開いて、
「ファイル」→「アカウント」→「更新オプション」
と進み、「今すぐ更新」が表示される場合は更新を確認します。
会社や学校のパソコンでは、Officeの更新を管理者側で管理していることがあります。その場合は、自分で設定を変更せず、管理担当者に相談してください。
Excelでコピー・貼り付けできないときは「形式を選択して貼り付け」を試す
最新の状態にしても貼り付けられない場合は、Microsoftが案内している「形式を選択して貼り付け」を試す方法があります。
これは普通の貼り付けとは少し違い、何を貼り付けるのかを選んでから貼り付ける機能です。
Excelの「ホーム」タブから「貼り付け」の▼を選び、「形式を選択して貼り付け」を開きます。
Microsoftは回避策として、「数式」「数式と数値の書式」「値」「値と数値の書式」「リンクの貼り付け」などを選ぶ方法を案内しています。
たとえば、計算式ではなく画面に表示されている数字だけを貼り付けたい場合は、「値」を選ぶ方法があります。
ただし、選ぶ項目によっては元の書式や数式がそのまま引き継がれません。
大切なファイルなら、念のため別名で保存してから試すと安心です。
Excelの貼り付け不具合が直らないときは?
ここまで試しても改善しない場合は、もう一度「どこで問題が起きているか」を確認してみましょう。
特定のExcelファイルだけで貼り付けできないのか、それとも新しく作ったファイルでも同じなのかで、考えられる原因が変わります。
新しいファイルでは正常に使えるなら、元のファイル側に原因がある可能性があります。
複数のExcelファイルで同じ症状が出る場合は、Excelのバージョンや更新状況を確認してみてください。
まずは再起動や更新の確認など、簡単な方法から順番に試すことが大切です。
Excelで貼り付けできないときのよくある質問
Q.Ctrl+Vが効かないのも今回の不具合ですか?
可能性はありますが、それだけでは判断できません。別のExcelファイルでも同じ症状が出るか確認し、Officeの更新状況もチェックしてみましょう。
Q.Excelを再インストールしたほうがいいですか?
最初から再インストールする必要はありません。まずExcelの再起動、別ファイルでの確認、Officeの更新を順番に試してみてください。
Q.Excel 2016はもう直っていますか?
Microsoftは2026年9月16日にExcel 2016向けのKB5002665を公開し、今回の問題を軽減しています。ただし、条件付き書式を含むファイルでは貼り付けに失敗する場合が残っています。その場合は「形式を選択して貼り付け」が回避策として案内されています。
Q.Microsoft 365でも同じ不具合が起きますか?
Microsoftの今回の公式案内では、Microsoft 365版のExcelはこの問題の対象として記載されていません。対象として挙げられているのはExcel 2024、2021、2019、2016などです。
Microsoft 365で貼り付けできない場合は、別の原因も考えられます。
今日のまとめ|Excelでコピー・貼り付けできなくても慌てず確認
2026年9月のOffice更新後、一部のExcelでコピーした内容を貼り付けられない問題が確認されています。
特徴的なのは、エラーが表示されず、貼り付け先に何も反映されない場合があることです。
同じ症状が出たら、まずExcelを再起動し、別のファイルでも同じか確認します。次にOfficeを最新の状態にして、それでも改善しない場合は「形式を選択して貼り付け」を試してみましょう。
Excel 2024と2021では修正版が提供されていますが、2019と2016では条件付き書式を使ったファイルなどで問題が残る場合があります。
いきなり再インストールなどの大きな作業をする必要はありません。
一つずつ確認していけば、「Excelが壊れたのかな?」と慌てずに対処できます。
今日覚えておきたいこと
Excelで突然貼り付けできなくなっても、操作ミスとは限りません。まずExcelを再起動し、Officeが最新の状態になっているか確認しましょう。



