Geminiで写真を加工する方法は?画像をアップロードしてAIで編集する手順と注意点
最近は、写真の加工にもAIを使えるようになりました。
「写真の後ろに写り込んだ物を消したい」
「背景だけ明るい雰囲気に変えたい」
「この写真をイラスト風にしてみたい」
こんなとき、画像編集ソフトを使わなくても、GoogleのAI「Gemini」でできることがあります。
Geminiでは、自分の写真や画像をアップロードして、「背景だけ変えて」「この物を消して」と文章で伝えるだけで画像編集を頼めます。
ただ、初めて使うと「写真はどこから入れるの?」「どう頼めばうまく伝わる?」「自分の写真をアップロードして大丈夫?」というところで迷うかもしれません。
今回は、Geminiで写真を加工する基本的な手順から、うまく編集してもらうための頼み方、写真をアップロードする前に確認したいことまで、初めての方にも分かるように順番に説明します。
今日のレッスン
今日覚えたいのは、次の3つです。
・Geminiに画像をアップロードして加工する手順
・希望どおりに編集してもらいやすい頼み方
・写真をアップロードする前に確認したいこと
難しい画像編集の知識は必要ありません。
基本は、写真を選ぶ→してほしいことを書く→完成した画像を確認するという流れです。
まずはここから始めてみましょう。
Geminiの画像編集では写真をどこまで加工できる?
Geminiは、新しい画像を一から作る「画像生成」だけでなく、すでにある写真や画像の編集にも対応しています。
たとえば、
「背景を明るい部屋に変えてください」
「テーブルの上にあるコップを消してください」
「この写真を水彩画のような雰囲気にしてください」
といった頼み方ができます。
1枚だけでなく、複数の画像をアップロードし、それらをもとに新しい画像を作ってもらうこともできます。
ここで「画像生成」と「画像編集」の違いも覚えておきましょう。
画像生成は、文章で説明して新しい画像をAIに作ってもらうこと。
画像編集は、手元にある写真や画像をもとに、一部を変えたり雰囲気を変えたりすることです。
今回は後者の「画像編集」を使います。
Geminiに画像をアップロードして写真を加工する手順
パソコンから使う場合は、Geminiにログインして、編集したい画像をアップロードします。
画像を入れたら、入力欄にしてほしいことを書きます。
たとえば、背景に不要な物が写っている写真なら、
「後ろに写っている段ボール箱だけ消してください。人物や家具は変更しないでください」
と入力します。
あとは送信して、Geminiが作った画像を確認します。
Geminiで以前作成した画像を編集する場合は、ライブラリから画像を選び、チャットで新しい指示を出すこともできます。
つまり、基本操作はとてもシンプルです。
①編集したい画像を選ぶ
②変更したい内容を書く
③送信する
④完成した画像を確認する
画像編集ソフトのように、ブラシやレイヤーなどの操作を覚えなくても始められるのがAI画像編集の分かりやすいところです。
なお、Geminiの画像編集は18歳未満では利用できません。また、アカウントの種類や利用環境などによって使える機能が異なる場合があります。
Geminiの画像編集で失敗しにくい指示の書き方
画像を入れたのに、思っていたものと違う仕上がりになることもあります。
そんなときは、AIが苦手なのではなく、お願いの内容が少し曖昧だった可能性もあります。
たとえば、
「きれいにして」
だけでは、明るくするのか、背景を変えるのか、人物を修正するのかが分かりません。
そこで、
「人物はそのままにして、背景だけを明るい部屋に変えてください」
のように伝えます。
もう一つ便利なのが、変えてほしくない部分も伝えることです。
「テーブルの上のコップだけ消してください。料理や食器は変更しないでください」
と書けば、どこを触ってほしいのかがより明確になります。
難しい「プロンプト」という言葉を覚えなくても大丈夫です。
人に写真加工をお願いするときと同じように、
どこを、どうしたいか。どこはそのまま残したいか。
この2つを伝えるだけでも、かなり分かりやすくなります。
Geminiで写真加工がうまくいかないときの対処法
一度の指示で希望どおりにならなくても、すぐに諦める必要はありません。
背景だけ変えてほしかったのに人物まで少し変わってしまったら、
「人物の顔と服は元の写真から変更しないでください。背景だけ変更してください」
と追加してみます。
画像の中に文字がある場合も注意が必要です。
AIで加工すると、看板や商品パッケージなどに書かれていた文字が別の文字になったり、形が崩れたりすることがあります。
文字を残したい場合は、加工後に必ず確認しましょう。
また、家族写真や旅行写真など、失いたくない画像は元データを残しておくと安心です。
AIによる画像編集は、自分で細部を一つずつ修正する画像編集ソフトとは少し違います。
「言葉で希望を伝えて、新しい編集結果を作ってもらう機能」と考えると分かりやすいでしょう。
Geminiに写真をアップロードするときの個人情報の注意点
Geminiで写真加工を始める前に、もう一つ確認しておきたいことがあります。
それが、写真に含まれている情報です。
たとえば、自宅で何気なく撮った写真でも、
・住所が読める郵便物
・氏名や電話番号が書かれた書類
・身分証明書
・銀行やクレジットカード関係の情報
・学校名や会社名が分かるもの
・他の人の顔や個人情報
などが写り込んでいることがあります。
Googleの案内では、Geminiと共有した写真やファイルなども、設定に応じてGeminiアプリのアクティビティに保存されます。
「アクティビティの保存」がオンの場合、保存された情報はGoogleサービスの提供・開発・改善などに利用されることがあります。
反対に「アクティビティの保存」をオフにすると、今後のチャットは通常のアクティビティには表示されず、GoogleのAIモデルのトレーニングにも使用されません。ただし、サービス提供や安全性を保つため、チャットは最長72時間保存されます。
設定によって扱いが変わるため、「AIだから危険」と考えるのではなく、インターネット上のサービスに写真を送る前に、中身を一度確認する習慣をつけておくことが大切です。
また、自分以外の人が写っている写真を使う場合は、その人のプライバシーにも配慮しましょう。
Geminiの画像編集は無料で使える?
Geminiには無料で利用できる機能と、有料プランで利用できる機能があります。
画像生成・編集にも利用上限があり、使えるモデルや回数などは変更されることがあります。
そのため、「無料なら1日に必ず○枚まで」といった数字を覚えるより、実際に使うときにGeminiの画面に表示される最新の利用状況を確認するほうが確実です。
初めてなら、まず利用できる範囲で写真を1枚アップロードし、簡単な編集から試してみると分かりやすいでしょう。
なお、GoogleフォトとGeminiを直接連携して写真を探し、編集する機能もありますが、2026年9月現在、この機能は米国の18歳以上のユーザー向けです。
日本で使う場合は、まず編集したい画像をGeminiにアップロードする方法を覚えておけば十分です。
Geminiの画像編集でよくある質問
スマホでもGeminiで写真を加工できる?
スマートフォンのGeminiアプリでも画像編集機能を利用できます。
基本的な考え方はパソコンと同じで、画像を選び、どのように変更したいのかを文章で伝えます。
Geminiで加工すると元の写真も変わる?
Geminiで編集した画像は、スマートフォンやパソコンに保存してある元の写真そのものを直接書き換えるものではありません。
ただし、大切な写真は削除せず、元データを残しておくことをおすすめします。
Geminiなら画像編集ソフトはもう必要ない?
何をしたいかによって変わります。
背景を変更したり、不要な物を消したり、写真の雰囲気を変えたりする程度なら、Geminiで済むこともあります。
一方、細かな位置調整や正確な色補正、文字を崩さずに編集したい場合などは、専用の画像編集ソフトのほうが向いていることもあります。
Geminiで人物写真も編集できる?
人物を含む画像も扱えますが、自分以外の人の写真をアップロードするときは、その人の権利やプライバシーにも注意が必要です。
Googleも、権利や許可のあるコンテンツをアップロード・生成・編集するよう案内しています。
今日のまとめ
Geminiでは、新しい画像を作るだけでなく、自分の写真や画像をアップロードしてAIに加工をお願いすることもできます。
操作そのものは難しくありません。
写真を選んだら、
「何を変えたいのか」
そして必要なら、
「何を変えたくないのか」
を文章で伝えてみましょう。
希望と違う結果になった場合も、条件を少し追加してやり直せます。
ただし、写真の中に住所や氏名、書類などの個人情報が写っていないかは、アップロードする前に確認しておきたいところです。
便利なAI画像編集だからこそ、まずは個人情報の含まれていない写真で簡単な加工から試してみるのがおすすめです。
今日覚えておきたい一つ
Geminiの画像編集は「何を変えるか」と「何を変えないか」を一緒に伝える。
まずはこの一つを覚えておけば、AIでの写真加工がずっと始めやすくなります。


