USBメモリはそのまま抜いていい?Windows 11で安全に取り外す方法を初心者向けに解説
USBメモリに写真や書類を保存したあと、「もう使い終わったし、そのまま抜いていいのかな?」と迷うことがあります。
先に答えると、現在のWindowsでは、設定や使い方によってはUSBメモリをそのまま取り外せる場合があります。
ただし、写真をコピーしている途中や、USBメモリの中にあるファイルを開いている最中に抜くのは避けたほうが安全です。
また、自分のパソコンがどの設定になっているのかわからない場合は、Windowsの「安全な取り外し」を使ってから抜く方法がいちばん分かりやすいでしょう。
Microsoftも、データを失うのを防ぐため、USBフラッシュドライブや外付けハードドライブを取り外す前に「安全な取り外し」を使う方法を案内しています。
USBメモリは小さいので、使い終わると反射的にスッと抜いてしまいがちです。
私も以前は「コピーの画面が消えたから、もう大丈夫だろう」と思っていました。
でも、画面上の作業が終わったように見えても、パソコン側でどこまで処理が終わっているかは、自分では分かりにくいものです。
今回は、Windows 11でUSBメモリを安全に取り外す方法を、順番に確認していきます。
今日のレッスン
今日覚えるのは、次の3つです。
USBメモリはそのまま抜いてもいいのか
Windows 11で安全に取り外す方法
「使用中」と表示されて取り外せないときの対処
難しい設定を変更する必要はありません。
普段USBメモリを使うときに、どこを見て、どのタイミングで抜けばいいのかが分かれば十分です。
USBメモリはそのまま抜いても大丈夫?
「最近のWindowsなら、そのまま抜いても大丈夫」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは完全な間違いではありません。
Windowsには、USBメモリなどの外部ストレージを取り外すための設定として、「クイック取り外し」と「高パフォーマンス」という2つの方針があります。
「クイック取り外し」は、簡単にいうとUSBメモリをいつでも取り外しやすいようにWindowsが管理する設定です。
Microsoftによると、Windows 10 Version 1809以降では「クイック取り外し」が既定のポリシーになっています。この設定では、基本的に「ハードウェアの安全な取り外し」を使わずに外すこともできます。
ただし、ここで大事なのは、
ファイルのコピーや保存をしている途中に抜いてもよい、という意味ではない
ということです。
データを読み書きしている最中にUSBメモリを抜くと、ファイルが正しく保存されなかったり、データが壊れたりする可能性があります。
また、USBメモリごとに設定が変更されている場合もあります。
そのため、パソコン操作に慣れていない場合は、
「もう抜いても大丈夫?」とWindowsに確認してから抜く
という習慣にしておくと分かりやすいでしょう。
Windows 11でUSBメモリを安全に取り外す方法
では、実際にUSBメモリを取り外してみます。
まず、USBメモリの中にある写真、PDF、Wordなどを開いている場合は閉じます。
ファイルをコピーしていた場合は、コピーが終わっていることも確認します。
次に、画面右下のタスクバーを見てください。
時計などが表示されている近くに、USB機器を取り外すためのアイコンがあります。
見つからない場合は、「∧」のような上向きのマークをクリックします。
これは「非表示のアイコンを表示する」ためのマークです。普段は見えていないアイコンがここに入っています。
その中から、
「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」
を選びます。
取り外したいUSBメモリを確認して、「取り出し」をクリックします。
「ハードウェアを安全に取り外すことができます」といった通知が表示されたら、USBメモリを抜いて大丈夫です。
MicrosoftもWindows 11でこの方法を案内しています。
操作そのものは数秒で終わります。
毎回難しい設定を開く必要はなく、使い終わったら右下のアイコンから取り出すと覚えておけば十分です。
USBメモリを抜いてはいけないタイミング
いちばん注意したいのは、USBメモリにデータを保存したり、読み込んだりしている途中です。
たとえば、
パソコンからUSBメモリへ写真をコピーしている
USBメモリからパソコンへファイルを移している
WordやExcelのファイルをUSBメモリへ保存している
USBメモリの中にあるPDFや写真を開いている
「コピー中」「保存中」などの画面が表示されている
このようなときは、そのまま抜かないようにします。
パソコンでは、このようにデータを保存する処理を「書き込み」と呼ぶことがあります。
少し難しい言葉ですが、
USBメモリの中へデータを入れている途中
と考えれば大丈夫です。
コピーの表示が消えたあとも、まず開いているファイルを閉じてから取り外すと安心です。
USBメモリが「使用中」で取り外せないときは?
安全に取り外そうとしたのに、
「このデバイスは現在使用中です」
などと表示されることがあります。
この場合、すぐに故障を疑う必要はありません。
USBメモリに入っているファイルを、どこかのアプリがまだ使っている可能性があります。
まず、USBメモリから開いた写真、PDF、Word、Excelなどを閉じます。
エクスプローラーでUSBメモリの中を表示している場合も、いったんその画面を閉じてみましょう。
数秒待ってから、もう一度「安全な取り外し」を試します。
それでも「使用中」と表示される場合は、無理に引き抜く必要はありません。
パソコンをシャットダウンして、電源が完全に切れてからUSBメモリを外す方法もあります。
「取り外せないから、とりあえず抜く」よりも、一度作業を止めて確認するほうが安全です。
Windows 11で安全な取り外しのアイコンが見つからないとき
USBメモリを挿しているのに、画面右下に取り外し用のアイコンが見つからないこともあります。
まず確認するのは、タスクバー右側の「∧」です。
Microsoftも、アイコンが見えない場合は最初に「非表示のアイコンを表示する」を開くよう案内しています。
それでも表示されない場合は、Windows 11ではタスクバーの設定から表示を確認できます。
タスクバーを右クリック
→「タスクバーの設定」
→「その他のシステム トレイ アイコン」
と進み、
「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」
が表示される設定になっているか確認します。
ただし、USBメモリそのものをWindowsが認識していない場合にも、取り外し用のアイコンが表示されないことがあります。
その場合は、
「アイコンがないから、そのまま抜いていい」
と判断するのではなく、まずUSBメモリがパソコンに認識されているか確認する必要があります。
USBメモリの「クイック取り外し」は自分で設定したほうがいい?
Windowsには「クイック取り外し」という設定がありますが、普段USBメモリを使うだけなら、無理に設定を変更する必要はありません。
Microsoftによると、現在のWindowsでは「クイック取り外し」が既定になっています。
一方、「高パフォーマンス」という設定に変更すると、USBメモリを取り外す前に「安全な取り外し」を使う必要があります。
このような設定は、USBメモリごとに変更できるため、自分の環境が必ず同じとは限りません。
初心者の場合は、細かな設定を確認するより、
作業を終える
→ 開いているファイルを閉じる
→ 安全な取り外しを使う
→ USBメモリを抜く
という流れにしておくほうが簡単です。
USBメモリの安全な取り外しでよくある質問
Q. USBメモリを一度そのまま抜いてしまいました。壊れますか?
一度そのまま抜いたからといって、必ずUSBメモリが壊れるわけではありません。
ただし、コピーや保存の途中だった場合は、ファイルが正しく保存されていない可能性があります。
USBメモリをもう一度パソコンに挿して、必要な写真や書類が正常に開けるか確認してみてください。
Q. USBメモリのランプが点滅しているときは抜いていい?
点滅中は、USBメモリがデータを読み書きしている可能性があります。
コピーや保存が終わるまで待ってから取り外しましょう。
Q. 「安全に取り外す」が出ないなら、そのまま抜いていい?
アイコンが表示されない理由はいくつかあります。
USBメモリがWindowsに認識されていない場合もあるため、アイコンがないことだけで判断しないほうが安全です。
まず「∧」の中を確認し、それでも見つからなければタスクバーの設定やUSBメモリの認識状態を確認します。
Q. 外付けSSDや外付けHDDも同じですか?
基本的な考え方は同じです。
MicrosoftもUSBフラッシュドライブだけでなく、外付けハードドライブなどについて安全な取り外しを案内しています。
大切なデータが入っている場合は、USBメモリと同じように作業が終わってから取り外しましょう。
USBメモリを安全に取り外す方法|今日のまとめ
現在のWindowsでは「クイック取り外し」が既定になっているため、設定によってはUSBメモリをそのまま外せる場合があります。
ただし、
「いつでも、どんな状態でもそのまま抜いていい」
という意味ではありません。
写真をコピーしている途中や、USBメモリへファイルを保存している最中に抜くのは避けます。
自分の設定がよく分からない場合は、
ファイルを閉じる
→ コピーや保存が終わったことを確認する
→ 画面右下から「取り出し」を選ぶ
→ 安全に取り外せることを確認して抜く
この順番で十分です。
USBメモリは写真や大切な書類を保存することも多いものです。
ほんの数秒の操作なので、「使い終わったらすぐ抜く」ではなく、「抜いても大丈夫な状態か確認してから外す」という習慣にしておくと安心です。
今日記憶すると良い一つ
USBメモリは、コピーや保存の途中では抜かない。迷ったら「安全な取り外し」を使ってから抜く。
まずはこれだけ覚えておけば大丈夫です。
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